home > items > 矢島操さんのマグカップ、オンラインショッピングにアップしました
矢島操さんは、とても絵画的なうつわを作る陶芸作家です。
うつわをキャンバスに、日々に出会うさまざまな風景を描き留めておきたいと言います。
繊細で優しい「染付」や「色絵」、大きな絵柄を大胆に描く「赤絵」や「モノクロ」、まるで彫刻作品のような「掻き落とし」と、描きたいモチーフに合わせて、いくつもの技法を使い分けます。
いずれも装飾的なうつわではあるのですが、絵に着飾った感じがなくて素朴なムードが漂うからか、意外なほど、どんな料理を盛っても似合ってしまうところが不思議です。
今回は、矢島さんが使う技法の中でもとくに特徴的と言える「掻き落とし」でマグカップを作って欲しいとお願いしたのです。
掻き落としというのは、白い土で作った素地の表面を黒い土で覆い、それを刃物で削り、掻き落とすことで、模様を浮き出させるというものです。
矢島さんの掻き落しの面白いところは、その刃物跡が豪快に残って、まるで木版画の版木みたいに見えるところなのですが、あらかじめの下描きもしないで、思いつくままに彫り進めて行くと自然とこうなるのだそうです。
ぱきっとした白と黒に立体感が加わって、ますますの大迫力画面に見えます。
朝、たっぷりのミルクコーヒーを注げば、元気が湧いてきそうなマグカップですね。
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