岡山を拠点にアップサイクルによるもの作りを行うメーカー「3sun(サン)」の「BAILER BAG」。 BAILER(ベイラー)とは、船底の水を汲み出したり消火用に使われる手おけのことで、帆布製のBAILERはプラスチック製のように悪条件下で壊れたり、劣化したりしにくいため、船舶の法定備品としても使われています。 BAILER BAGは、実際の法定備品を製造している工場のもと、船の上で使われているものと同じクオリティーの素材、縫製により製造されています。 このたび、オリジナルフレンチリネン帆布を使用した「3sun」×「倉敷意匠」によるコラボレーションBAILER BAGが出来上がりました。 昔から船で使われてきた帆布製のバケツの使い勝手の良さを、毎日の暮らしで生かせるようデザインした円筒形のバケツバッグです。水や汚れに強く、軽量で持ち運びやすく、耐久性もあります。 普段使いのバッグとしてはもちろんのこと、自立しますので、ランドリーバッグや備品入れなど生活の実用品としてもお使いいただけます。 パラフィン加工による硬さは、長く使い続けることでしだいに柔らかくなり、独特の風合いが増してきます。 この製品は、国内帆布の70%を生産している倉敷市で織られた倉敷意匠計画室オリジナルのリネン帆布で作られています。 旧式のシャトル織機1台が、1日8時間フル稼働して織ることの出来る量は、ほんの50mほど。 しかしながら、しっかりと目がつんだ手織りにも近い独特の風合いは、この織機ならではの帆布です。 さらに、リネン糸は、創業が1778年の欧州を代表するリネン紡績メーカーである「サフィラン社」によるもの。 世界有数のフラックス(リネン原糸)産地である北フランスに根ざす良質なフレンチリネン糸を使用し、昔ながらのシャトル式力織機により、ゆっくりと高密度に織られたリネン帆布の風合いを存分にお楽しみください。
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